事故の状況
住職が法要中にお位牌を破損してしまう事故が発生しました。K寺院で行われた檀家さまの法要中、遺族の方々が本堂からお墓に移動し、その際に住職がお位牌を持って同行しました。お墓に御位牌を安置しようとした際、手が滑って地面に落としてしまい、新しく作られたばかりのお位牌に傷がついてしまいました。
お位牌の上部に僅かなキズが確認されましたが、遺族の方々の気持ちを考慮し、新しいお位牌に交換する対応をとることになりました。このような場合、仕事中の行為が原因で他人の財物を損壊したとみなされ、賠償責任保険が適用されました。保険を活用し、お位牌の交換費用が補償されることとなりました。
補償内容
| 保険種類 | 賠償責任保険 |
|---|---|
| 保険の対象 | お寺の敷地内で発生した事故 |
| 補償内容 | 財物に対する賠償責任 |
| 損害物 | 御位牌 |
損害の内容
お位牌に傷がついたため、新しいものに交換

寺院アドバイザーからのコメント
例えば、
- 老朽化した建物の被害: 老朽化した屋根瓦や建物の一部が落下し、参拝者や檀家さまにケガをさせてしまうケース。
- 境内の設備による事故: 石段や手すりが壊れ、転倒やケガを引き起こすケース。
- 境内の樹木の被害: 倒木や落枝が車両や近隣の建物に損害を与えるケース。
これらはすべて、賠償責任保険によってカバーできる可能性があります。ただし、事故の状況や原因によっては、保険が適用されない場合もあるため、日常的な点検と管理が非常に重要です。
さらに、寺院の保険契約が現在のリスクに対応できる内容かどうかを定期的に見直すことが、安心の運営につながります。適切な補償内容を設定することで、万が一の際にも迅速かつ適切な対応が可能となります。
保険の見直しと寺院運営へのアドバイス
寺院では、住職や職員の仕事中の行為や境内の設備が原因で事故が発生するリスクが日常的に存在します。そのため、賠償責任保険をはじめとした各種保険の適切な見直しと更新が必要不可欠です。
弊社では、多数の寺院での実例や経験をもとにしたアドバイスを提供しております。事故のリスクを最小限に抑えるための保険選びや、寺院運営に関するサポートについてもお気軽にご相談ください。保険を正しく活用することで、ご住職や檀家さまが安心して法要や日々の活動を行える環境を整えるお手伝いをいたします。
参考にしたい損害賠償情報
福島原発の事故では家財の中でも仏壇などについて損害賠償請求を別枠で行っていました。その際は、家財そのものだけでなく祭祀費用(開眼・閉眼など)も賠償の範囲でした。
日本人にとって、家財の中でも仏壇・仏具が特別なもので賠償額も高額になる可能性があります。東京電力のケースでは定額で40万円か個別査定による賠償金額となっていました。


